赤面症、赤面恐怖症の症状

赤面症は対人恐怖症の中で最も多く見られる症状の1つでで赤面恐怖や赤面恐怖症とも呼ばれています。
赤面症の症状は人により違いますが、赤ら顔や、人前で顔全体が赤くなってしまう場合や、耳たぶや頬など顔の一部が赤面する、
などの症状があります。
赤面症では、人前で顔が赤くなることで、人から笑われるのではないかとか、相手に好意を持っていると勘違いされるのでは
ないかと常に自分の赤面症を意識し、極端に恐れることで、頭の中がパニックになり、また人前で赤面してしまい、
更に対人恐怖症になる、といった悪循環に陥ってしまいます。

赤面症では、苦手な上司や、同年代の異性の前など、自分に心理的に負荷がかかる、特定の相手だけに赤面症の症状が
起こる場合もあります。
赤面症の原因は、性格や生い立ち、環境など様々精神的要素により起こる対人恐怖症によるものです。
赤面症を克服するためには、この対人恐怖症による恐怖心を取り去るために潜在意識(無意識の心のクセ)から思考パターン
を変える必要があります。

赤面症の治療法

赤面症の主な治療法には、次のようなものがあります。
◆薬物療法
赤面症を克服するための安定剤、抗鬱剤を心療内科、精神科で処方してもらいます。緊張や不安が和らぎ、行動しやすくなります。
◆自律訓練法
赤面症のみならず、対人恐怖症や欝など様々な神経症の治療に有効な治療法です。寝転がった状態で自分に暗示をかけ、リラックスを司る副交感神経の強化により赤面症を克服する方法です。
◆森田療法
精神療法の一つですが赤面症を克服するために非常に有効な治療法です。森田療法では赤面恐怖症のメカニズムを理解しつつも赤面症の症状だけに左右されず、あるがままの状態を目指します。森田療法では日記療法や入院施設、赤面症の症状に悩みを持つ人が集う「生活の発見会」などにより根本から赤面症を克服していきます。
◆交感神経遮断手術
両脇の交感神経を切って赤面症を防ぐ方法です。本来は多汗症の為の手術なので、多汗気味の人には効果的で、カラダの芯から突き上げてきて、カーッと赤面してしまう症状はかなり和らぎます。交感神経遮断手術は人によっては副作用が出る場合もありますし、表面的な対処療法であり、赤面症克服の最後の手段と考えたほうが良いようです。

赤面症を克服するには

赤面症の症状は何年にも渡って悩みが続く場合が多く、中学、高校生の頃に赤面して以来、50歳、60歳まで赤面症で悩んでいる人も多いものです。
赤面恐怖症では、人前で顔が赤くなることを、異常なことと捉え、逆に、赤面しやすくなっているものですから、まずは、人前で顔が赤くなることは、自分にとってはとても恥ずかく感じますが、他人から見ると、それほど重大なことではない、ということを自分の心の中に植えつけることが大切です。
赤面症で悩んでいる人に限らず、誰しも人前では緊張しているものなのです。堂々と話しているように見える、芸能人ですら、人前に立つと、緊張するそうです。赤面症の症状は、決して異常なことではなく、当然のことなんだと受け止めるようにしていくことが赤面症の克服の第一歩となります。
赤面症は、短期間に完全に克服できるものでは、ありません。少しずつ、「心のクセ」を 変えながら、日常の「なすべきこと」を一つ、一つ、きちんとこなしていくと、赤面症の症状は和らいでくるものなのです。
赤面症は、薬物療法や自律訓練法など自分に合った赤面症の治療法とともに、日常の生活の中で人前に出ても赤面しなくなる訓練を少しずつしていくと良いでしょう。例えば親しい友人を含む2〜3人の前で積極的に発言するところから、少しずつ10人以上の前でもしゃべれるようにしていくとか、話しかけられることを予め予測した上でブティックなどに1人で入ってみるとか、普段から大きな声を出して喋る習慣をつけるなど、日々の生活の中で焦らず、じっくり赤面症を克服していきましょう。

Copyright © 2008 赤面症を克服する治療法